リーグ・オブ・レジェンドのプレイヤーサポートチームには「特にランクチームでの対戦中、どうすれば自分の行動が問題ありとして 報告されずに 済むだろうか?」という質問がよく寄せられます。
報告されないようにするには、険悪な雰囲気を作り出さないことが一番です。その主な理由は以下の 2 点です。
- 人は、友好的な雰囲気の中でこそ、楽しいと感じます。
- 険悪な雰囲気がないチームは、勝率が高くなります。
では、自分以外の誰かが、問題と思われる行動を取り始めたらどうなるでしょう。あなたには責任があるでしょうか?または、なぜ気に触るのでしょう?
重要なのは、川に浮かぶ船が沈み始めれば、船に乗っている全員に危険が及ぶということです。沈没を望む人などいないはずです。冷たい水の中で、サモナーの技量に関係なく、全員がバロン・ナッシャーの餌食になってしまいます。
船が沈まないようにすれば、勝利への道が開けます。以下に、今後のプレイに役立ちそうなアイデアをご紹介します。
勝利への道
開始直後に何か失敗しても、チームが対戦を続けようとする意欲を失わなければ、勝利するのは難しいことではありません。できるだけ早く勝つことに喜びを見出したいという気持ちはわかりますが、対戦開始直後の状況やファーストブラッドだけで、すぐに勝敗が決まるわけではありません。
ただプレイすれば勝てるというものではありません。勝利するには労力と調整が必要です。対戦相手のチームと同様、チームにはチームメイトとの協力が求められます。自分が参加するすべての対戦で勝利しようと力を尽くすのは良いことですが、毎回必ず上手くいくとは限らないことを、肝に銘じておきましょう。
どのチームにも、それぞれの長所や短所があります。利用するチャンピオンごとに、決まったプレイスタイルや戦略にばかり固執すると、逆効果になる場合があります。進化論を唱えたダーウィンは、「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることができるのは、変化に対応できる者である」と考えていたとされています。
ライアットの統計では、チーム内に悪質なプレイヤーが 1 人存在するごとに、勝率が約 10% ずつ減少しています。逆に、チームに健全で前向きなプレイヤーが存在する場合、勝率はかなり高くなります。勝利と敗北を分けるのは、前向きな姿勢です。
人は、特に見知らぬ相手に対しては人となりを早々に決めつけ、良い部分をなかなか認めないといったことがありがちです。対戦中に他のプレイヤーが成し遂げたことに目を向け、敬意を払うようにしてください。相手の行いが試合の流れを変えるものなのか、どれほど重要であるかは、実は大きな問題ではありません。非難しあうのではなく、称えあうことで、お互いのプレイを高めることができます。ほめあうことで得られる力は、どんなチャンピオンやスキルショット、アルティメットスキルよりも強く勝利を呼び寄せます。また、こうした前向きな姿勢で挑むプレイヤーは、報告される割合が通常の半数程度です。
時には、不満が残るような対戦を経験することもあるでしょう。物事が思いどおりに進まず、レーンで不利な戦いを強いられたことが、誰にも少なからずあるはずです。この記事を読んでいるあなたも、チームメイトから非難や批判をされたら、嫌な気分になることでしょう。
それならば、他のプレイヤーに同じような思いをさせないようにしましょう。人はプレッシャーをかけられると、成果をあげられないものです。レーンで劣勢になれば、それだけでストレスになります。そこで誰かに批判されれば、ますます本領を発揮できなくなってしまいます。
ゲーム中にチームメイトの不満やストレスを無視していると、雰囲気が険悪になってしまうことがよくあります。例えば、あるプレイヤーが対戦の初期段階で何度か倒されてしまったために、そのレーンで劣勢になってしまったとします。そのプレイヤーは、このままでは足手まといになってしまう、状況を巻き返さなければ、チームの足を引っ張ってしまう、などと強いストレスを抱えてしまうでしょう。
そのレーンは、ジャングラーに襲撃されたのでしょうか?そうであれば、ワードを置いてジャングラーの行動を見張りましょう。あるいは敵のチャンピオンが、直接レーンを押してきているのでしょうか?ならば、味方と協力して敵チャンピオンを襲撃しましょう。ワード 1 つ置くのに 75 ゴールド、時には 100 ゴールドもかかるかもしれません。自レーンにいる敵ミニオンを見逃したり、自分のタワーを諦めたりしなければならないこともあるかもしれません。しかし、チームを身動きの取れない状況から解放し、レーンを攻め込まれるというストレスを緩和することが重要です。対戦中、何よりも大切なのはチームの士気であることを、心に留めておきましょう。
次に、あるサモナーが対戦から離脱するなどして、両チームの力に差ができてしまったらどうなるでしょう?こうした途中退場を防止するため、対戦終了後の報告システムとあわせて LeaverBuster システムが導入されました。
途中で誰かに離脱されたら、不満に思うのも無理はありません。ただし、4 人対 5 人になったからといって、必ずしも敗北すると決まったわけではありません。もし一時的にネットワークが切れて離脱したのであれば、プレイヤーはすぐに復帰するはずです。以下に、仲間が復帰するまで持ちこたえるのに効果的な戦略をご紹介します。
- タワーでの戦闘
敵がレーンを攻略してくるのであれば、こちらはすみやかに獲得ゴールドで追いつかなくてはなりません。レーンを押すのではなく、対戦相手の目標物、つまりタワーの近くで、敵がタワーに攻撃を集中するよう仕向けましょう。
- ジャングルの監視
対戦相手が全レーンで同じように進んできている場合、ジャングルにワードを設置すれば襲撃する準備ができます。また、敵チームにこちらのジャングルを見張られていなければ、交戦する場所を自分のチームで選ぶことができます。
- 有利な条件下での交戦
敵の死角から攻撃すると、敵を狙いやすいうえ、不意を突いて大ダメージを与えられます。
- 後半戦に強いチャンピオン(大器晩成型)から倒す
チーム戦で勝てなくても、マークスマンや ADC を倒せば、敵チームの勢いを鈍らせ、チームメイトが再接続するまでの時間を稼げます。
- 数的不利であることを教えない
対戦相手には、チームメイトが切断したことは知らされません。わざわざ知らせるのはやめましょう。
- 最後まで諦めない
勝利できる見込みがなく、降参を余儀なくされることもあるでしょう。しかし、そんな時でも最後まであきらめず力を尽くせば、敵のサモナーにこう思い知らせることはできるのです。「勇敢なチャンピオンたちは圧倒的に不利な状況にも屈することなく、一致団結して戦いに挑み、予断を許さないバトルを強いられた」と。
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